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2012年 07月 27日
夏休みだ。
むろんボクのぢゃなくて〜うちのコムスメ(10)の夏休みにつき。 その多くを母君の指導により例年7月の内には宿題を終えているようですが、 ワタシの担当は自由研究と読書感想文。 元日本近代文学史の城(←シロではなくってワタシの名ね)との異名をとった、 自称文学少年でしたもので。 本日は感想文のお話。 すなわち 数日前より例年吉例は作文指導に従事の巻というお知らせです。 ------------------------------- 当家では、 読後その感想文を書き始める前にするべきことを規定している。 それは地図づくり。 大きめの紙を用意して、 ひとつは空間の地図を描く。 地理的な情報ですね。 登場人物の相関関係を書き起こす。 場所と場所や人物などの関わりあいをひもとき図示する。 もうひとつは時間の地図。 読む本にもよりますが、 歴史年表のようなチャートになります。 わずかな期間を題材とした小説もあれば、 生涯や世代を渡る物語もある。 時間軸と起承転結で出来事をひもとく巻物のような地図。 この二種の概念的な地図をつくったら、 そこに読み手(コムスメ)が感じ取った感情(喜怒哀楽)や感覚(五感)を、 アイコンにしてプロットしていく。 既に本は付箋紙だらけのようですが〜とまあこんな感じで進めます。 手書きのイラストを織り交ぜながら、 よりビジュアルなプレゼンテーションに仕立てる。 感想文は宿題にして枚数が定められているため、 その内の構成(これも起承転結)を定めつつ。 さあ いよいよ 書きつづるべし。 -------------------------------------- ワタシは創造の方法を提供する。 方法/戦術/施策。 言い換えると それは感想文という表現を設計するための方策か。 -------------------------------------- 小五にもなり、 すこしは社会的なモチーフをとの本人志向もあって、 今年の図書は、 イスラエルとパレスチナ間で文通する子どもどうしがやがて結婚出産し〜な本。 タイトル忘れたw 空間の地図は両国間15km圏を描き、 時間の地図はふたりの生涯(とその前後世代)の尺度。 そして昨夜に途中チェックでのぞきこむと・・・ なかなか能く描けてきました。 -------------------------------------- これはブランディングにしても、 ミュージアムデザインにしても。 自らにインプットした情報を構造的に解釈し、 ビジュアライズすることで、 コンテンツの全体像とディティールを把握すること。 そこから浮き彫りになる主題を捉えること。 正解としての普遍的なデザインに辿り着くための道筋を見出すために、 執り行うクリエイティブのあるべきプロセスなんです。 日々そうやってシゴトをしているわけで(ボクの話)。 -------------------------------------- こういった創造の方法はとても汎用的にして、 どうのような表現にも適用できるものです。 表現は最終的にアウトプットとして立ち現れますが、 そこに至るプロセスが全てであって、 そのプロセスを如何にクリエイティブに歩むか?が肝要なのぢゃ。 さすれば必ず良いクリエイティブが結晶結実する。 人は頭の中で思案しますし、 それを頭の中で済ませてしまうことは可能(ふだんそうしてる)なんですが、 想い考えたことをいったん全て(このすべてが☆)カラダの外に出すことが大切なんです。 作文の場合それを設計図のように描きだし、 それを客観的な自身(上述の場合うちのコムスメ)が、 眼で見てあらためて捉え直すプロセスを重んじる。 頭の外と内とのセルフフィードバックだな。 地図を眼で見ると、 捉えられていない(描き出されていない)ことが一目瞭然なんです。 やがて加筆された地図は重層的になり。 するとですよ、 そろそろ感想文を書いてもよい頃合いになってきたーと、 地図が知らせてくれるのだ。 -------------------------------------- 読書はむろん文字を読むんですが、 そこに広がっている物語世界は空間でしょ。 空間の認識を意識して描くこと。 これが感想文を書くための準備です。 クリエイティブするための道具を独自に自前でつくる。 満を持してやっとクリエイティブを始める。 むやみにさっさと始めてはいけない。 -------------------------------------- 大げさに聞こえましたかもーですが、 だからといってコムスメ、 それはそれは立派な感想文ができるかっつーと?? そりゃどーでしょうかね。 まあ期待しましょ。 しかしながらこの多元的な地図づくり〜とっても楽しいですよ。
by shibuya_drill
| 2012-07-27 17:45
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