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2011年 08月 22日
だんだんアナタは眠くなるー とは聞き覚えのある台詞だが、
このところのワタシは、 だんだんシゴトが重くなるー でしょうか。 某社ブランディングも、 某ビジネスモデルのシステム化も、 某地域創造のグランドデザインも。 そのミッションの重責は考えだしたら持ちこたえられないー重さでしょう。 そしてそれぞれが長い長いシゴトなのだ。 一朝一夕に結果が出ない分、 現時点での誤差 1° が10年後には 10° に広がってるかもしれないという緊張感がある。 ----------------------------- その昔かけだしの頃、 とある先輩に問うたことがある「なにか使命感のようなものってありますか?」。 即答で「ない」と返される。 そうかなーと、 ミュージアムを創ることに大きな使命感を覚えていたワタシは、 いぶかしげに思ったことを今でも忘れない。 元来が大げさを好むワタシは、 いま以上になにがしかの使命感という服を着て歩いていた。 またある時、 もっと手垢にまみれた企画を考えろー(苦)と、 地方や女子供~を軽視するようなダメだしをされたこともある。 だってわかるわけないよーとの悲しい指導だった。 コドモダマシという言葉があるけど、 ワタシは子どもほどダマせぬ者はないと思う派で。 すくなくともどんな辺境の阿呆な子どもであっても、 我が子をダマしてほしくはない。 その時わからなくても、 本物にふれる体験こそがそりゃー麗しいに決まっているのだ。 ----------------------------- いまでこそ ソーシャル が時代を牽引するテーマになってきたけど、 このblog幾度かの前出のように、 戦後の横浜本牧というヘテロトピアな環境に生まれ育ったことが、 社会意識とか使命感がワタシに育まれたのかと思う(我ながら)。 もうひとつ思い出した。 担当が代わり挨拶にきたメインバンクの銀行員君(当時若手?)との歓談中、 会社ってそもそもパブリックだしーとひとこと言ったら、 目を見開き居住まいを正し~感動したとしきりに尊敬していただきました。 そんなこという会社社長は周りにいないとw その彼が転勤するとき、 なぜだか感極まって互いに涙ぐみながら握手したんだなー。 佳き銀行員がいたというしばらく前の話。 アタリマエだと思っていることが、 世間ではあんまりフツウじゃないことってあるんですよね。 社会とか使命と言うと大仰だけど、 デザインって元々そんな仕事でしょ? これを読んでくだっているみなさんの仕事もきっと。 そして大きくて重い仕事ほど有意義なのだ。
by shibuya_drill
| 2011-08-22 10:10
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