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2005年 09月 28日
妙な週刊誌みたいに唐突な見出しではありますが。
--- 就職というリアリティ 2 --- 大学を卒業し就職した新入社員のワタシに、 とある理知的そうな(仙人系)大先輩がこう言った。 オマエはジジイ・キラーになれ! なんのこっちゃ?でしたが、 その後に幾度となく体験する機会を経て、 気がついたのでした。 右も左もわらない自分の事は棚に上げ、 ただ吠えてたワタシのことを、 ちらっと誉めたり、 気にして干渉してきたりしてくれる諸先輩には、 共通点があった。 立場を確立し、 実績をともなった自信を備え、 すなわち屈折しておらずにココロに余裕のあるオヤジ。 彼らはデキるしイケてた。 昇っている者が発する特有のオーラを出してもいた。 故になかなか彼らに意見する者は少ない。 闇雲な若造が無知を盾に主張すると、 勇気のある若造だ〜と可愛がっていただけた。 その逆。 どうもパッとせず、 社内の処遇もナンダカなぁで、 卑屈で暗いオヤジ。 エラそうな若造の主張が許せない。 とりあえず否定する。 出る杭を打って回り保身に忙しい。 密かに気にしてるくせにコミットして来ない。 こうはなりたくないもんだな〜と、 若造ゴコロに思った。 イケてるオヤジとのダイレクトなパイプは、 経験的にも政治的にも、 多大な恩恵を授かることとなる。 彼らは出し惜しみをしない。 こちらが問えば必ず倍にして応えてくれた。 入社直後、 与えられた仕事もなく、 勝手にしていたエスキースを、 直属ではないアート・ディレクターが、 通りすがりに誉めてくれた。 それオマエわりとオモシロイな〜とたった一言。 その数秒を鮮烈に記憶している。 そんでもってワタシの今があるように思える。 オーこの会社にオレがわかるヤツがいるんだ。 あのオヤジまんざらでもねぇな(笑)。
by shibuya_drill
| 2005-09-28 11:00
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